砂辺、29日2度目の防衛戦 パンクラス
2度目の防衛戦に向けて気合を入れるパンクラス・フライ級王者の砂辺光久(左)とトレーナーの松根良太=那覇市内
総合格闘技パンクラスのフライ級タイトルマッチが29日、横浜文化体育館で行われる。那覇市出身のチャンピオン、砂辺光久(TEAMreversaL)が約1年ぶり、2度目の防衛戦に臨む。
砂辺はスーパーフライ級の王者に続いて、2011年12月にフライ級王者に。昨年11月に初防衛に成功した。
挑戦者の田原しんぺー(K-PLACE)は修斗出身で、3年前のパンクラスと修斗の対抗戦で砂辺がKOした相手。
田原はその悔しさから修斗を飛び出し、「打倒砂辺」でパンクラスの世界へ飛び込んだ。そこで、タイトルマッチの挑戦権を獲得した田原に対し、砂辺は「彼の強い意志を知っているので、ここまで上がってくるのを待っていた。選手冥利(みょうり)に尽きる。
命と同じくらい大切なベルトを懸けて戦いたい」と意気込む。
3年前の対戦以降は一緒に練習するなどして親交も深めてきた。砂辺は「気持ちが強い。1秒たりとも気持ちで引くことなく攻め抜き、またKOで勝ちたい」と、返り討ちを宣言した。
那覇市内のジムを拠点にトレーニングを積む砂辺はファンに向けて、「沖縄にいてもチャンピオンであり続けられることを証明したい。調子はいい。最高の試合にしたい」と、気合十分だ。
沖縄タイムス