秋告げるヤモミ 枝先に赤い実が鈴なり
赤く熟したヤモミの実。自然界に秋の訪れを告げている
=29日、石垣市登野城
シマヤマヒハツ(タカトウダイグサ科、方言名・ヤモミ)の実が赤く熟し、秋の訪れを告げている。枝先に数十個の緑黄色の実が群がるようになり、9月から12月にかけて赤く熟れた後、色が黒く
変わる。
直径約5㍉の熟した実は泡盛に漬け、「ヤモミ酒」にして飲む左党も。
民家の庭の緑化木としても広く愛され、盆栽愛好家の間では人気の樹種の一つだ。
一方、9月もきょうで終わり。日没も早くなり、午後7時を回るころ、辺りはもう薄暗い。残暑はまだ厳しいが、最高気温が30度を割るのもそろそろ。秋は刻一刻、近づいている。
八重山毎日新聞