金城瑞季さん、最優秀賞 第35回県少年の主張大会
県少年の主張大会で最優秀賞を獲得し、笑顔を見せる金城瑞季さん(中央)=26日、与那国空港
【与那国】
25日に浦添市てだこホールで開かれた第35回県少年の主張大会(県青少年育成県民会議主催)で、八重山郡代表の与那国町立久部良中3年の金城瑞季(みずき)さんが最優秀賞を獲得した。26日に与那国空港に凱旋(がいせん)した金城さんを全校生徒が出迎え、快挙を祝った。
同大会には、市町村予選会で選出された12人の学生が出場した。金城さんは「つなぎ、つながる」の演題で、人間同士の関わりの大切さを訴えた。
金城さんは、テープと原稿審査で九州ブロック上位2人に入ると、11月10日に東京都国立オリンピック記念青少年総合センターで開催される「少年の主張全国大会」に推薦される。
与那国空港で学校の仲間から盛大な出迎えを受けた金城さんは、「八重山地区大会の時よりもリラックスして発表できた」と大会を振り返った。「テーマは地域のつながり。最近、人との関わりが減ってきて、孤独を感じた時の体験談を話した」と語った。
八重山大会で金城さんの発表を聞いた町教育委員会関係者は「金城さんの生まれ育った久部良地区は、地域のつながりが強い。『つながり』の大切さや感謝の気持ちが伝わってきた作品だった」と話した。
(東濱リエ通信員)
琉球新報