焼肉、牛汁4500食振る舞う─宮古牛まつり
約4500食分の宮古牛が振る舞われ、 大勢の市民や
観光客で賑わった=市熱帯植物園
宮古牛まつり2013 (主催・同実行委員会) が13日、 市熱帯植物園内で開催された。 宮古牛ブランドの確立、 地産地消の推進と宮古牛の供給体制を確立することを目的に牛汁2000食、 宮古牛の焼肉2500食の大試食会が行われ、 訪れた大勢の家族連れや観光客らが無料で振る舞われた宮古牛を堪能していた。 牛のなき声コンテスト、 じゃんけん大会、 抽選会など様々なステージイベントも行われ、 大いに賑わいを見せた。
午前10時からの開会セレモニーで実行委員長の下地敏彦市長は 「宮古島市の肉用牛は、 子牛の拠点産地認定や肥育牛の拠点産地認定により、 県外の購買者からの人気も高く、 7月の全国の市場価格調査ではキロ単価が全国区3位と高い評価を受けている」 と強調し 「宮古牛を市民並びに観光客の皆さまに試食して頂くことはこの上ない喜び。
最後まで宮古牛を堪能してほしい」 とあいさつした。
平良隆市議会議長、 前田幹男県宮古農林水産振興センター所長、 砂川博紀県農業協同組合代表理事理事長が祝辞を述べた。 舞台ではあさひっ子保育園の園児たちがエイサーを披露し開会を宣言した。
同まつりはことしで4回目を迎えたが、 昨年は台風の影響により中止となったため2年ぶりの開催となった。 ことしは約4500人分の焼肉、 牛汁が用意され、 屋台の前には開会前から大勢の人たちが行列をつくっていた。 午前10時半に試食会がスタートし、 宮古牛の焼肉、 牛汁が振る舞われおいしそうな表情を浮かべながら味わっていた。
東京から観光で訪れた越村理恵さん (32) は 「宮古牛を食べるのは初めて。 やわらかくてとてもおいしい」 と笑顔を見せた。 また西原在住の比嘉清一さん (80) は 「親戚が牛を飼っているので年に何度か食べるが、 宮古牛はやっぱりおいしい」 と絶賛した。
特設ステージでは牛のなき声コンテストや特選宮古牛肉セットが当たる抽選会のほか、 100日肥育コンテスト表彰式、 民謡ライブ、 高校生によるダンス、 JA婦人部による踊りなどが次々と披露され、 詰めかけた市民、 観光客を楽しませた。
宮古新報