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真栄里と小浜でカジマヤー祝い(八重山・沖縄)

2013年10月15日 - スタッフ公式
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真栄里と小浜でカジマヤー祝い
前盛キクさんと大久千代さん 
石垣市真栄里と竹富町小浜で13日、97歳のカジマヤーの祝賀行事が行われた。真栄里の前盛キクさんと小浜の大久千代さんは、車に乗って集落内を車両でパレード、長寿をあやかろうという地域住民から盛大な祝福を受けた。
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長寿を祝う住民と握手をする前盛キクさん
=13日午前、真栄里地区
■長寿の秘訣は体を動かすこと(前盛キクさん)
 前盛さんのパレードには平真小学校のマーチングバンドレインボーや真栄里公民館の獅子舞も登場した。オープンカーの後部座席で前盛さんは風車を持ち、沿道の住民から「おめでとう」「いつまでも長生きしてね」と声をかけられた。
 アコウギ付近から真栄里公民館にたどり着くと、川平真章館長が「地域の発展に貢献してきたことを感謝したい」とあいさつ。親族を代表してキクさんの長男・元さん(66)が「97歳のカジマヤーを真栄里地域の皆さんに祝ってもらい、母をはじめ、子どもの私たちも喜んでいます」と感謝した。
 長生きの秘訣(ひけつ)について「とにかく体を動かすこと。畑仕事や草むしりで体を動かすのは昔から生活の一部」とキクさん。同級生だった夫を2009年に亡くしているが、「子どもが6人、孫が31人、ひ孫が18人とたくさんの家族に囲まれているので、夫も天国で安心している。私も楽しい日々を送っている」と話した。
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パレードの途中、モーヤーをする大久千代さん
=13日午前、小浜小中学校校庭 
■長寿の秘訣は散歩とおしゃべり(大久千代さん)
 千代さんはパレードで両親の生家を回り、地域住民に笑顔を振りまいた。婦人会(荻原清美会長)の舞踊「祝節」に手拍子を打ったり、手踊りをするなどして元気な姿をみせた。
 祝賀会には親族や地域住民約300人が訪れ、住民を代表して小浜哲二副館長らがあやかりの杯。「あやかり節」「松竹梅」など祝いの舞踊で会を盛り上げた。
 千代さんは1917年(大正6年)4月29日生まれ。18歳のころ大久家に嫁ぎ、農業や機織りに忙しく働いた。現在、子ども4人、孫13人、ひ孫38人、玄孫3人で、親族は77人にのぼる。
 長寿の秘訣は散歩。近隣の知人宅を訪れ、おしゃべりをするのが楽しいという。
 孫の高嶺えり子さん(39)は「着物(金襴打ち掛け)を着た千代おばあちゃんを見ることができて、とてもうれしい。優しいおばあちゃんに、いつまでも元気でいてほしいです」と語った。
   八重山毎日新聞

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