ミカン狩り季節到来 本部で「カーブチーの日」
新鮮なカーブチーを選ぶ人たち
=12日、本部町伊豆味のみかんの里
【本部】
第4回カーブチーの日記念イベント(伊豆味みかん生産組合主催)が12日、本部町伊豆味のみかんの里で開かれ、ミカン狩りシーズンが本格的に始まった。生産組合によると、今年は40トン弱の収穫を目指している。饒平名知春組合長は「カーブチーは『運動会ミカン』と呼ばれ、秋を告げる果物として親しまれ、愛されてきた。加工品の開発で再び光が当たっており、安定した農家経営につなげたい」とあいさつした。
饒平名組合長によると、ピーク時は100トン近く収穫したが、台風や鳥獣被害、農家減少などで生産量は落ち込んでいる。昨年から出荷できない小さな実などを香水やアロマオイルに加工する取り組みが始まり、生産者も戻りつつあるという。
10月第2土曜日がミカン狩り解禁の日に当たり、2010年から「カーブチーの日」としてイベントを開いている。
琉球新報