冬越しクロツラヘラサギ 豊見城に憩う
越冬のため飛来したクロツラヘラサギ
=21日午後3時40分ごろ、豊見城市与根
(伊藤桃子撮影)
豊見城市与根の遊水池、通称「三角池」に環境省のレッドデータブックで絶滅危惧IB類に指定されているクロツラヘラサギが越冬のため飛来した。
観察を続けている南部自然を守る会の橋本幸三さんによると、確認された4羽のうち3羽が7日ごろ、1羽が15日ごろ飛来したという。繁殖地に戻らず沖縄で夏を過ごした1羽と共に、水中の餌をついばんだり、片脚を上げて羽を休めたりしていた。橋本さんは「11月に入ると、もっと増えるだろう。安全に冬を越せるよう見守りたい」と話した。
沖縄タイムス