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伊江島小麦 サポーターを募集(OKINAWA)

2013年10月24日 - スタッフ公式
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伊江島小麦 サポーターを募集
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伊江島小麦のブランド構築と県外への販路拡大について説明するタマレンタ企画の玉城堅徳社長(中央)と伊江島小麦生産事業組合の新城良和組合長(左)=23日、県庁
 産地直送のネット宅配サービス「My Farmer(マイファーマー)」を運営するサイバード(東京都渋谷区、堀主知(かずとも)ロバート社長)は、伊江島小麦の生産者を応援するサポーターの募集を始めた。食の安全と安心を求める主に都市部の消費者に、化学肥料を使わない全粒粉の国産小麦の魅力を伝えながら、伊江島側の課題になっている県外への販路拡大を後押しする。11月30日と12月1日には、東京・代官山で、農家が自ら消費者と触れ合いながら小麦の加工品などを試食・販売する「伊江島ナイト」を開催する。
 「沖縄いえじま小麦再生プロジェクト」と題したタマレンタ企画(伊江村、玉城堅徳社長)と伊江島小麦生産事業組合(新城良和組合長)との共同事業。
 取り組みを支援している県産業振興公社の植木宏・専門コーディネーターは「農家の努力や苦労、そこから生まれるおいしい小麦を一人一人に丁寧に伝えていきたい」と話した。
 サポーター制度は一口5千円で、主にマイファーマーの会員約1万2千人に参加を呼び掛ける。
 参加者には定期的に伊江島や伊江島小麦の情報提供をしながら、来年6月にはクッキーや沖縄そばなどの加工品か伊江島小麦を届ける。来島者には民泊で1泊を無料で提供する。
 伊江島ナイトは、生産農家と消費者がじかに接点を持つ場としてマイファーマーが「代官山マルシェ」で月1回開催している販売会。2日間で約1500人の来場者を見込んでいる。
 同生産事業組合は16人の生産農家が加入。昨年度から土壌を改良し、栽培技術を向上させて、生産量は前年度比3割増の計約13トン。
 本年度はマイファーマーを通じた販売も見据えて1農家当たりの作付面積を増やし、計20トンを確保する。
 同生産事業組合の新城組合長は「小麦は昔から伊江島で栽培されてきたが、販路の開拓やどのような加工品を作るかが課題だった。小さな島から品質の良い小麦を作り、他の国内の生産地に負けない品物を出していきたい」と意気込みを語った。
   沖縄タイムス

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