ちゅらさん祭に1600人 多彩なステージ満喫
第10回記念小浜節大会で島の民謡「小浜節」を熱唱する
参加者=26日午後、ちゅらさん広場
【小浜】
第11回かふぬ島ちゅらさん祭(同実行委員会主催)が26日、小浜島ちゅらさん広場で盛大に開かれた。この日は秋晴れに恵まれ、島内外から約1600人(主催者発表)が詰めかけ、地元住民とともに多彩なプログラムを楽しんだ。同日夕は第10回記念小浜節大会も催され、15人が島の民謡「小浜節」の熱唱を競った。
祭りは「ちゅらさんの島」を島外にアピールし、島の活性化につなげるのが目的。
セレモニーでは、環境省西表野生生物保護センターのマスコットキャラクター「まーや」と南ぬ島石垣空港のマスコットキャラクター「ぱいーぐる」が登場し、テープカットした。
舞台では、保育園児や児童生徒らの演舞、おなじみになった「ばあちゃん合唱団」をはじめ、吉野リナ、宮良しのぶ、八重山高校郷土芸能部、佐久川和美、宮良青年会、ミヤギマモル、宮良康正さんらが多彩なステージを披露。ヤギ1頭が当たる抽選会の後、フィナーレは婦人会の「ちゅらさん音頭」で幕を閉じた。
物づくりコーナーでは観客が横笛作りや島産イ草を使ったウームス(ゴザ)作りに挑戦。中でも小浜島の伝統的な横笛作りは長蛇の列ができるほどの人気だった。
飲食ブースは近海で捕れた魚介類の天ぷらやかまぼこ、小浜大豆(クモーマミ)の呉汁などが振る舞われたほか、乗馬体験コーナーも子どもたちに人気で馬と一緒に記念撮影する姿も見られた。
第10回記念大会となる小浜節大会では、歌詞にも歌われている「大岳(うふだき)」のふもとで15人が情緒あふれる歌声を披露。審査の結果、前花啓允さん(石垣市宮良)が最優秀賞に選ばれ、10回大会を記念してクロキの三線が副賞として贈られた。
他の入賞者は次の皆さん。
優秀賞=船道亜希(黒島)▽優良賞=前津伸弥(大浜)
▽特別賞=連続出場・南孝治(大阪)
八重山毎日新聞