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[闘牛]熱闘10分超、若桜勝つ 読谷まつり(沖縄)

2013年10月28日 - スタッフ公式
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[闘牛]熱闘10分超、若桜勝つ 読谷まつり
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宮城花形(右)に腹取りを決める伊良皆圧送若桜
=読谷村、むら咲きむら闘牛場
 第39回読谷まつり闘牛大会(主催・古堅・読谷闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が27日、読谷村むら咲むら闘牛場で行われた。この時期県内各地で行われている無料闘牛(市町村祭り闘牛)3連発の最終弾だったが、地元の家族連れや県内各地からの闘牛ファン、観光客など約800人が詰め掛けた。
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 予定されていた8組(1組は不戦勝)が次々に繰り広げられ、観客は迫力満点の攻防に見入った。勝負がつく瞬間は敗走する牛が勢い余って観客席に飛び込まんばかりの大迫力場面となり、大歓声やどよめきが再三起こった。
 注目の結びの一番は、伊良皆圧送若桜が宮城花形を下し、大会優勝旗を獲得した。両牛ともに闘牛界でよく知られた一線級同士、地力が接近していたこともあり、対戦開始から9分すぎまではまさに一進一退の攻防。
 片方が一気に勝負に出る大きな動きはなく、対戦場の真ん中付近で、互いに小刻みな押し合いを繰り広げた。スタミナ消耗戦の様相となり、形勢はまったく不明。長期戦突入かと観客が固唾(かたず)を飲んだ10分すぎに勝負は急展開した。
 それまで頭を下げ、相手の押し込みを食い止めていた花形が頭を上げ、一呼吸入れるや否や、いきなりの横跳び。会場に大きなどよめきが起きる中、若桜が花形を目にもとまらぬスピードで追撃した。あっという間に両牛は重なり合って柵際に激突。辛うじてとどめの腹取りを免れた花形が脱兎のごとく敗走し、若桜の勝利が決まった。
 若桜は先場所の黒星を帳消しにする快勝で通算4勝目。2番戦に登場した徳之島からの移籍牛松田煌はみつる笑軍を豪快な押し込みで一蹴し、沖縄初場所を飾った。
 次回は11月10日正午からうるま市石川多目的ドームで第100回秋の全島闘牛大会。
 (又吉利一通信員)
   沖縄タイムス

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