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秋の全島闘牛:古堅モータース初防衛(沖縄)

2013年11月11日 - スタッフ公式
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秋の全島闘牛:古堅モータース初防衛
 第100回秋の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、後援・沖縄タイムス社)が10日、うるま市石川多目的ドームで行われた。
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全島一王座を防衛した古堅モータース☆若力と牛主の
佐久川政秀さん(左から4人目)
=うるま市石川多目的ドーム
詰め掛けた5千人の観客が見詰める中、次々に13組の対戦が繰り広げられた。勝負が付く場面では、敗走する牛が勢い余って観客席に飛び込まんばかりの大迫力。そのたびに大歓声が起き、観客は延々3時間半にわたって闘牛の醍(だい)醐味(ごみ)を堪能した。注目を集めた三つのタイトルマッチ(全島一、中量級、軽量級)は全階級ともチャンピオンが防衛した。
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中量級全島一優勝旗争奪戦で、土煙を上げ、大激戦を
繰り広げる闘将ハヤテ(右)と蜂男トガイー来夢
 最強牛を決める全島一優勝旗争奪戦(王座古堅モータース☆若力と大屋若大将)は、対戦開始と同時に力のこもった激しい押し合い。攻勢を取ったのは若力。左、右と相手の首をねじりながらじりじりと押して出た。
 闘牛界随一を誇る巨漢(1150キロ)の圧力はすさまじく、2分すぎから若大将が体をくの字に曲げる場面が再三。必死の防戦で若大将のスタミナはみるみる消失し、対戦開始3分40秒でたまらず敗走した。若力は初防衛。
 中量級タイトルマッチは観客の肩が右、左と揺れる大激戦に。一進一退の攻防で勝敗の行方が混沌(こんとん)としたが、最後に力を振り絞ったのはチャンピオンのハヤテだった。
 トガイーが舌を出すなど完全に疲れ、一瞬ひるんだ隙にハヤテが飛び込むような腹取りを決めて勝利をもぎとった。ハヤテは9戦全勝で4回目の防衛。
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軽量級全島一優勝旗争奪戦で、龍天龍鬼丸(右)に
猛攻を浴びせる謝名親方
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 軽量級も手に汗握る激戦で会場を沸かせた。チャンピオン琉仁謝名親方が水平に湾曲した角で龍天龍鬼丸を攻めまくった。時折、鬼丸も反撃のカケ押しで対抗したが、親方の攻勢はやまず、対戦開始5分57秒で鬼丸を敗走させた。親方は初防衛。次回は24日午後1時からうるま市石川多目的ドームで伊波闘牛大会。
(又吉利一通信員)
  沖縄タイムス

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