2014年版「笑顔カレンダー」完成、15日から販売
完成した14年版笑顔カレンダーをPRする (右から)
藤井会長、 前里さん、 川上さん
=市役所平良庁舎
東日本大震災で被災した福島県復興支援プロジェクトに取り組んでいる、 うむい宮古島 (藤井一郎代表) が福島の子どもたちを宮古島に招待する保養プロジェクト等の資金づくりのため昨年から製作販売している 「笑顔カレンダー宮古島」 の2014年版がこのほど完成した。 初版分は4000部。 価格は1部500円。 15日からブックスきょうはん宮古南店、 TSUTAYA沖縄宮古島店で販売開始する。 ホームページでも購入可。
保養プロジェクトは、 原発事故の影響で安心して外出できない福島の子どもたちと家族を宮古島に招待し、 島の自然の中で楽しく過ごしてもらおうと取り組まれている。 昨年はカレンダーの収益金120万円と復興支援ライブなどで集まった浄財で8家族34人を5泊6日の日程で宮古島に招待し、 島民との交流機会を設けるなど、 短期間ながら楽しいひと時を提供した。
14年版カレンダーの製作は7月から取り掛かり、 市内のスーパー駐車場などで協力を呼びかけたところ、 延べ365組の島民が笑顔で撮影に応じてくれたという。 藤井会長は 「昨年よりもはるかに反応が良く、 早いうちに365日分の写真が集まった」 と話し、 福島に元気を届ける支援の輪が広がっていることを喜んでいた。
ことしは 「カッティングシール」、 「笑顔島ぞうり」 も販売するほか、 カレンダーに広告スペース (貼付) を設け、 企業向け販売も行う。 広告を載せても価格は1部500円だが、 企業向けは50部単位で販売する。
藤井会長、 理事の川上敦さん、 前里芳人さんは14日、 市役所平良庁舎を訪れ、 下地敏彦市長に新しいカレンダーが完成したことを報告し、 「来年は紫外線の弱い時期に福島の子どもたちを招待したい」 と意欲満々。 下地市長もこの取り組みを大いに喜び、 市としても協力していく考えを示した。
カレンダーに関する問い合わせは、
うむい宮古島 (有限会社プカラス内、 79・7071)。
宮古新報