思い出の座喜味城で結婚式 當山さん夫妻
2人が出会った思い出の地で結婚式を挙げた
當山元進さん(右)と万紀子さん(中央)
=読谷村座喜味・座喜味城跡
【読谷】
世界遺産の座喜味城跡を舞台にした結婚式が17日あり、琉装に身を包んだ地元区民の當山元進(げんしん)さん(37)と万紀子さん(31)は2人が出会った思い出の地で永遠の愛を誓った。家族や友人、座喜味区、観光客の祝福を受け、区内を道ジュネーした。
元進さんは座喜味区生まれで村役場に勤務。2011年8月、東京出身の万紀子さんが休暇で村内に住む友人を訪れた際、座喜味城通りふれあい祭りの実行委員会に参加し、実行委員の元進さんと知り合い、交際を始めた。
祭りが終わって万紀子さんは一度帰京したが、元進さんと座喜味の魅力にひかれ、県内での就職も決めて沖縄移住。昨年6月に婚姻届を出し、今年の元旦に長男元翔(げんしょう)ちゃんが誕生した。
比嘉光雄・座喜味区長から2人が出会った座喜味城跡で挙式を勧められたこともあり、城跡を管理する村教育委員会が立ち会って式が実現。比嘉区長もカシラ役として琉装姿で出席、城跡の拝所で結婚をうちなーぐちで報告して家族3人の幸せを祈った。
万紀子さんは「大好きな座喜味城跡で式を挙げられて幸せです」と満面の笑み。
元進さんは「思っていた以上に雰囲気がいい。ここで式を挙げて良かった」と目を細めた。
比嘉区長も「なかなかない機会に立ち会えて光栄だ」と喜んだ。
沖縄タイムス