[ボリビア]オキナワ村で豊年祭 地域の和確認
沖縄の踊りを披露するデイサービス参加者たち
=ボリビア・オキナワ移住地
【山城博明通信員】
オキナワ移住地入植59周年を記念してオキナワ第1移住地の地域(諸見謝幸孝地域長)、オキナワ村(ディオニシオ・コンドリ村長)共催の第17回豊年祭が8月10日午後、地域公民館前の広場で開かれた。
諸見謝地域長は開会式で「天気はあいにく急に寒くなってしまったが、皆さんの熱気で寒さを吹き飛ばしてほしいと」とあいさつ。ディオニシオ村長は、招待席最前列の1世の方々に「楽しみましょう」と日本語で呼び掛け、「オキナワ村はオキナワ移住地あっての村」と日系人が担う役割を強調した。
演目はオキナワ第一日ボ校の生徒たちが、ボリビア北部、ベニ県の踊を皮切りにボリビア各地の踊りを発表。日系人側は三線愛好会、婦人会デイサービス参加者の踊りなどを披露した。
今年初めて出演したデイサービス参加者による沖縄の踊りは、会場のボリビア人にとって新鮮。最後は琉球國祭り太鼓ボリビア支部メンバーがエイサーを披露し、カチャーシーでボリビア人、日系人が入り交じりフィナーレーを飾った。豊年祭は当初、地域の一行事だったが、回を重ねるごとに普及。県内各地から多くの人が来場するようになっている。村議会は豊年祭を村条令で村文化財に指定した。
沖縄タイムス