宮古空港で13・7度、サトウキビが出穂
晴れた青空に銀色の穂を出したサトウキビ
=市内下地のほ場
気象台によると宮古島地方は20日明け方から早朝にかけて、 放射冷却などの影響で気温が低下し、 この冬一番の冷え込みとなった。 宮古空港では最低気温13・7度 (午前5時23分) と真冬の寒さを観測。 平良でも16・4度、 下地島空港で15・1度、 多良間空港で15・6度といずれも1月並の最低気温となった。
この冷え込みもあってか市内各地のサトウキビ畑では出穂 (しゅっすい) が始まっている。 晴れた青空に銀色の穂が揺れている風景が少しずつ見られる。 サトウキビは出穂とともに登熟も頂点に達していく。 すでにボイラーの試運転を開始している製糖工場もあり、 来月にも製糖期に入る地域も出てくる。
地面の熱が大気中に奪われて気温が低下する放射冷却は、 晴れて風の無い夜に起こりやすいという。 向こう1週間の最低気温は前半が20~21度だが、 後半は17~18度と肌寒くなる日もあるようだ。 天気は後半に雨の降る日もあるもよう。
沖縄タイムス