ナイトカヌー満喫 屋部川祭り盛況、3000人
初めて開かれたナイトカヌーとイルミネーションを楽しむ参加者ら=23日、名護市の東屋部川
【名護】
名護市の市街地などを通る屋部川を活用し、屋部地域住民の親睦と地域活性化を図ることを目的に、第3回屋部川七色にじ祭り(同実行委員会主催)が23、24の両日、名護市屋部支所裏広場で催された。2日で3千人が訪れ、ナイトカヌーや集落の魅力を再発見する地域散策を楽しんだ。
今回は初の試みとなるナイトカヌーや夜間の川のイルミネーション、花火の打ち上げがあった。地図を片手に屋部のフクギ並木を歩き、クイズ形式で集落の魅力を散策しながら再発見するウオークラリーゲームも開催。
名護市文化財保存調査委員長の岸本林さんをガイドに、フクギ並木を中心とした渡波屋(とわや)、久護家、屋部寺などの集落内の文化財、史跡を訪ねた。
23日の開会式では、名護市消防本部による七色の放水があった。名護桜太鼓の演奏、各保育園や小中学校の演技のほか、各区のど自慢大会も行われた。出店コーナーではそれぞれの地域の特徴を生かした商品が並んだ。
岸本洋平実行委員長は「地域には夢を形にしようという情熱と行動力がある。この祭りを継続し、屋部地域の振興に向けた取り組みを推進したい」と意欲を語った。(宮城良勝通信員)
琉球新報