大型水車が完成 花と水の里・喜瀬武原の顔
地域のシンボルとして活用される水車の完成を喜ぶ子どもたち=1日、恩納村喜瀬武原
【恩納】
「花と水の里」を掲げる恩納村喜瀬武原区(伊差川盛作区長)で1日、地域のシンボルとなる水車の通水式が同区公民館前で行われた。1999年に初代の水車が完成し、今回で3代目となる。直径4メートルと2メートルの2台があり、区内の広場に展示される。通水式に合わせ、区の将来像を描く「第2次基本計画」の中間報告会も開かれ、地域のシンボルを活用したまちづくりの方向性が示された。
通水式では児童生徒がくす玉を割り、完成を祝った。
水車は97年に議論が始まった第1次喜瀬武原区基本計画の事業として位置付けられた。江戸時代からの製造技術を継承する、岐阜県在住の水車大工・樋田重良さんに技術指導を受け、区民が手作りした。
99年に完成した基本計画は喜瀬武原区独自に地域の将来像を描いているが、10年以上経過し、現状に合った内容に改善するため1年前から第2次計画策定に着手した。
中間報告会では策定委員長の外間清志さんが1次計画で示さ
れた36事業のうち16事業が完了(達成率44%)したことなどを報告。新たな計画などに理解を求めた。
外間さんは「将来の喜瀬武原がどうあるべきかの道しるべとし
て区民の理解を得たい」と話した。
琉球新報