はいたい!BBスタッフのサッキーです!
ちょうど今の時期、夏から秋にかけて沖縄ではあちこちで 『綱引き』 が行われます!
「え、綱引きって・・・運動会でやるもんじゃないの?」
と、思いますよね~わかりますー
沖縄では旧暦の6~8月に五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄などなど、
祈願行事として綱引きが行われます。
沖縄三大綱引きの『那覇大綱挽』『糸満大綱引』『与那原大綱曳き』などが有名ですね。
上記3つの大規模な綱引きばかりでなく、各地の集落で行われています。
もうどんだけ綱引き好きなんだよと。
ちなみに以前BBスタッフのユッキーが取材した『与那原大綱曳き』はコチラ
そんな綱引きまくりな沖縄で、とりわけ特徴的な光景を見ることができる集落があります。
そこは・・・ 南風原町 喜屋武 です!!
・・・みなみかぜはら・・・?よろこび・・・・・・???
はい、沖縄県民以外は読めない地名~
南風原(はえばる)の喜屋武(きゃん)と読みます。
喜屋武の綱引きは、旧暦の6月25、26日の二日間 開催されます。
一日目は二回戦、二日目は一回勝負の三回勝負で白黒つけます!
引き分けという概念の無い、昔ながらの勝負っ気を感じるシステム!!燃える!!
綱引きは誰もが想像するとおり、綱を引っ張り合って勝負するものですが・・・
喜屋武の綱引きの見どころは、そこだけではないんです!!
えー見どころドコドコ~?ていうか喜屋武ってまずドコ~~??そもそも南風原町ってどk(略)
えーーーい動画を見ればわかるんじゃい!!!
【喜屋武の綱引き2016 前編】
・・・今回はなんと前編・後編の二部構成だよ!!
後編はおまけ付きだよ!「おまけ」の映像って・・・一体なんでしょうね?ムフフ・・・
【喜屋武の綱引き2016 後編~おまけ付き~】
ちなみに「おまけ」は沖縄の方言で「シーブン」といいます。
昨今「おまけ」自体 日常生活で使わなったような気がしますが。
動画をご覧いただいた前提で話を進めますが、あまり他では見ない荒々しい光景に、
『え、喜屋武の人たち仲悪いの・・・?』
『え、怖い人たちなの・・・?』
という感想を抱く人たちもいると思います。無理もないですね。
前哨戦の棒術の披露も、今では西同士、東同士で組んでいますが、
かつては西vs東で対戦し、周囲の言い合いがしだいにエスカレートしていったため、
現在のように同じ西同士、東同士で披露するようになった、という話もあるようです。
で・す・が!
喜屋武の人曰く、
「熱くなるのは綱引きのときだけ。
綱引きが終わったら、皆で呑みに行ったりする。
仲が悪いとかじゃないよ~」
(喜屋武出身の中村さん)
・・・とのこと。
ワンナイト・ファイト なのですね、熱いようでサッパリしています。
でのすので皆様、どうか誤解しないでくださいね☆
喜屋武の人みんな仲良しよ☆
むしろ仲悪かったらそもそも行事として成立してないし続いてないよ☆
そして、後編の喜屋武そうめん取材でちょっと補足を!
今回ご協力いただいた喜屋武のお宅は中村さんという方です。
そう、この中村さんのご実家です。
私たちBBスタッフが『喜屋武の綱引きを撮りに行こう!』と決めたとき、
中村さんのお母様から、
「簡易バージョンでいいなら、喜屋武のそうめん作ってあげるよ~」と提言してくださったんです!
すごい!ご親切!!ありがたいぃ!!!
なので、本来でしたら、煮干しやら豚の骨やら何時間も煮込んで・・・
という手の込んだ仕込みが必要な喜屋武そうめんのダシ汁ですが、
ほんだし等で対応していただきました!ん~~便利☆
でもおいしかったんですよ!また食べたいなぁ・・・
一緒に出していただいたイナムドゥチも絶品でした・・・!
びっくりするくらいおいしかった。
しかも中村さんのお母様、実は喜屋武集落の出身ではありません。
南城市 佐敷から嫁いできたそうです。
そして、喜屋武のそうめんは誰かに教わったのではなく、目で盗んで習得したそうです!さすが!
職人はよく 「教わろうとするんじゃねぇ!目で見て盗め!」 て言いますもんね!
生粋の喜屋武の人でも、みんながみんな作れるわけではないですからね、
どこ出身だろうがなんだろうが「受け継ぐ気持ち」が大事なんですね。
綱引きや、そうめんなど、喜屋武には喜屋武にしかない素敵なものがあって、
それが今でも変わらず存在しているということに驚きました!
そして道案内やらそうめんやら何から何まで中村さん親子に助けられました!
ご協力、本当にありがとうございました!!